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【2009.08】 Zhangye Unit - 実施報告

環境フィールド演習「張掖ユニット」が、2009年8月6日から15日に実施された。このユニットのねらいは、水不足の深刻な乾燥地域における持続可能性に焦点を当て、学生の環境リーダーシップを育むことであった。実施初年度となる今年は、東京大学から5名、現地の共鳴拠点となる中国科学院寒区旱区環境与工程研究所から4名の学生が参加し、9日間にわたって、甘粛省張掖市における湿地保全区、灌漑区、黒河の頭首工などを視察すると同時に、教員や現地政府関係者から講義を受けた。将来の環境リーダーに必要となるリーダーシップを育むために、我々教員は主導権を学生に与えるように努めた。フィールド演習の前には、学生による研究会の開催を促し、自身で研究テーマを決めることを勧めた。学生たちは、自身の興味に基づいて2つの班に分かれ、3日間の現地調査を成し遂げた。水質調査班は、流域の様々な地点で水質測定を行い、水循環とそれに及ぼす人為の影響を考察した。社会調査班は現地の農民を対象とした聞き取り調査を行った。そして、これらの調査結果を統合し、張掖市水務局で研究発表を行った。演習後の評価では、多くの学生が、短い時間でいかに自主的かつ効率的に研究を実施するかという点で、フィールド演習が役に立ったと述べた。一方、教員の側では、事前準備の充実の必要性や、学生への負荷が過重に
傾きがちであったことへの反省などが指摘された。
(黄光偉:准教授、新領域創成科学科 / 秋山知宏:特任研究員)

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【2009.08】 IPoS Unit - 実施報告

IPoS2009は8月1日から12日まで、「Food, Energy and Water」をテーマとして、タイのラヨーン県にて開催された。世界の11大学から集まった23名の学生(国籍は14カ国)が、27名(国籍は5カ国)の講師・スタッフ陣のサポートのもと、講義・フィールドワーク・討論を通じて、Food・Energy・Waterの3資源に焦点をあてたアジアのサステイナビリティについて議論した。プログラムの終盤には、5つに分かれた学生グループによる、「持続的な資源管理」に関する課題発表が行われ、投票によって最優秀賞と特別賞が選ばれた。学際的・文化的背景の異なる参加者が、他者の状況を理解した上で合意形成を図ることには様々な困難もあったが、活発で刺激的な議論を通じて完成された課題発表は、非常に質の高い内容であった。参加者のほとんどからは、多様な専門分野や文化を持ったメンバーとの共同生活・共同作業は非常に刺激的であったという感想が聞かれ、12日間のプログラムを通じて苦楽を共にした参加者間には堅い友情が形成されたようである。プログラムに参加した23名の学生は、12月に日本で開催される1週間のフォローアッププログラム(日産WS)に参加し、サステイナビリティについて更なる議論を展開する予定である。 詳細はこちら。
(関山牧子:特任助教、東京大学 サステイナビリティ学連携研究機構)


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