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環境フィールド演習について

選択必修科目「環境フィールド演習」
アジア各国に構築した共鳴拠点との連携のもと、学生をアジアの環境問題の現場へ派遣し、現地で実践的な課題に取り組む。また、国内共鳴拠点と共同してインターンシップなどを行う。

2010年度(夏・冬学期)環境フィールド演習

2010年度に実施予定の環境フィールド演習について、各ユニットの詳細が発表されました。(情報は2010年6月時点でのものであり、今後変更される可能性があります。)なお、各演習ユニットへの登録はすでに締め切られましたのでご了承ください。

ユニット1 - オアシスユニット

◎キーワード:Heihe River, arid region, watershed management, irrigated agricultural development
◎実施時期: 2010年8月
◎実施場所:甘粛省張掖市および内モンゴル自治区額済納旗
◎共鳴拠点: Laboratory of Remote Sensing and Geospatial Science, 中国科学院寒冷乾燥地域環境研究所(CAREERI)
◎実施概要: 中国北部に位置する黒河を含む河川では、中流域で行われる集中的な農作業が下流域での環境劣化を招く原因となっており、近年、様々な環境保護活動が実施されている。黒河流域は、経済的かつ環境保護的視点で持続可能な発展を遂げる取り組みについて、流域管理の観点から考察する上で最適な土地である。このフィールド演習には、中国人研究者による講義と河川の中下流域の見学が含まれる。学生は、積極的にグループワークに参加し、課題を決めて研究を行い、問題解決のための政策提言を行うことが期待される。

ユニット2 - フエユニット

◎キーワード: Flood, Huong River, Health Risk, Human Behaviour, Drainage
◎実施時期: 2010年8月
◎実施場所: ベトナム フエ市
◎共鳴拠点: フエ大学
◎実施概要: フエは、阮朝時代の世界遺産で有名なベトナム中部の都市である。Huong River沿いに広がる史跡豊かなこの都市はしばしば洪水に襲われている。1999年と2009年には深刻な洪水に見舞われたが、この洪水の頻度については気候変動の影響が指摘されている。気候変動の結果として降雨パターンが変化し、それによってこれまでとは異なる健康リスクにつながる可能性がある。 この演習ユニットでは、気候変動を背景とする洪水による健康リスクに注目する。特に、洪水発生時の人間の行動と、その行動によって生じる健康リスクを取り上げる。また、フエの歴史や市内の史跡に見られる、洪水への対策や過去の経験にも目を向ける。 学生には、積極的にグループワークに参加し、研究することを期待する。

ユニット3 - 大珠江デルタユニット  

◎キーワード: Environmental Leadership, Sustainable Development, Regional Environmental Development, Circular Eco-Industry, Environmental Management
◎実施時期:2010年2月(予定)
◎実施場所: 香港、中国 広州市
◎共鳴拠点: 香港科技大学(HKUST)、中山大学
◎実施概要: 中国南部の珠河デルタは、中国の主要な経済発展地域かつ製造業の中心地で、中国政府は外資を呼び込む経済的な玄関口となることを期待している。しかしながら珠河デルタは汚染が進んでおり、下水施設や産業廃棄物処理施設が人口の増加や工業の成長に遅れを取っている。現地の環境管理者や研究者の間では、1990年初頭以降、国境付近の汚染問題の影響を危惧する声が高まっている。APIELでは、香港科技大学(HKUST)、中山大学(中国、広州市)との協力で、フィールド演習ユニットを実施し、香港から国境付近における環境の持続性と管理、そして国際協力について学習する。香港での集中ワークショップセッションを終えたあと、学生は広東省発展区域と呼ばれる珠河デルタ地域や、広州の汚水処理施設や、マングローブ森林地帯などを見学する。このフィールド演習を通じて、珠河デルタ地域の国境付近の問題や学際的問題への理解が期待される。

ユニット4 - Restoring sustainable landscapes in the fringe of Tokyo; Case studies in Kashiwa, Nerima, Kokubunji and Hachioji

◎キーワード: Urban Plannning, Landscape design, fringe area
◎実施時期: 2010年9月もしくは10月
◎実施場所: 柏市、練馬区、国分寺市、八王子市
◎共鳴拠点: タイ チュラロンコン大学
◎実施概要:

 

ユニット5 - Young Environmental Leaders Summit (コカコーラ ワークショップ)

◎キーワード: Environmental Leadership, Corporate Social Responsibility, International networking
◎実施時期: 2010年8月
◎実施場所: 北海道 栗山町
◎共鳴拠点: 北海道大学、中国科学院(CAS)、香港科技大学(HKUST)、中山大学(SYSU)、アジア工科大学院(AIT)、 カセサート大学(KU), チュラロンコン大学(Chula)、メーファールアン大学(MFL)
◎実施概要: コカ・コーラ教育・環境財団からの支援を得て、2010年8月19日から23日までの期間、北海道においてCoca-Cola Young Environmental Leaders Summitを開催する。この学生サミットでは、環境問題、とくに社会問題への対応策CSR(企業の社会的責任)について学び、議論する。プログラム期間中には、2日間の集中ワークショップとテクニカルツアーが実施される。北海道大学の他、APIELの共鳴拠点大学である中国科学院(CAS)、香港科技大学(HKUST)、中山大学(SYSU)、アジア工科大学院(AIT)、 カセサート大学(KU), チュラロンコン大学(Chula)、メーファールアン大学(MFL)からも学生が参加し、多種多様な意見を交換しあう予定である。

 

2009年度(冬学期)インターンシップ

2009年度冬学期に以下のインターンシップを実施します。

日本国際協力機構(JICA)インターンシップ (募集は終了しました) 

◎インターンシップの詳細と応募方法はこちら2009年10月16日(金)締切

アジア開発銀行研究所(ADBI)インターンシップ (募集は終了しました) 

◎インターンシップの詳細と応募方法はこちら2009年8月20日(木)締切

 

2009年度(夏・冬学期)環境フィールド演習

2009年度に実施予定の環境フィールド演習について、各ユニットの詳細が発表されました。(情報は2009年5月時点でのものであり、今後変更される可能性があります。)なお、夏学期分の演習ユニットへの登録はすでに締め切られましたのでご了承ください。

ユニット1 - IPoS

◎実施場所: ラヨーン、タイ
◎実施時期: 2009年8月
◎共鳴拠点: アジア工科大学院
◎実施概要: IPoSは、東京大学とアジア工科大学院が2004年から共同開催している、短期集中型の持続可能性教育プログラムである。今年度からは、選抜に合格したAPIELの環境リーダー候補生が、環境フィールド演習として履修参加することが可能になった。IPoSの詳細はこちら

ユニット2 - Field Exercise in ZhangYe

◎キーワード: Heihe River, cold and arid region, integrated watershed management, irrigation system, wetland, agriculture
◎実施時期: 2009年8月
◎実施場所: 蘭州・張掖市、中国
◎共鳴拠点: 中国科学院寒冷乾燥地域環境研究所(CAREERI)
◎実施概要: 「水」は持続可能な社会を作り上げるための重要な要素である。黒河中流域に位置する張掖市を実際に見ることは、学生にとって、非常に限られた水資源の下でいかにして持続可能な発展を実現するかについて考える立脚点となる。本ユニットは、中国人研究者による講義と、黒河および灌漑用水路や湿地帯の見学を含む。学生はそれぞれが関心をもつ問題について現地調査を行うことが求められる。

ユニット3 - Sustainable urban fringe landscapes in Bangkok, Thailand

◎キーワード: urban development, planning, conservation, river Chao Phraya, eco-tourism
◎実施時期: 2009年9月
◎実施場所: バンコク、タイ
◎共鳴拠点: チュラロンコン大学
◎実施概要: 本ユニットはチュラロンコン大学と共同で、バンコク近郊における都市開発と農業に関し、相反する問題点を明らかにして分析し、それらの問題への解決となり得る将来計画を提起することによって、都市と地方の景観が大局的な展望のもとに統合される持続可能な都市近郊景観を実現しようとするものである。学生はそれぞれの興味関心によって3から4人のグループに分かれて演習を行う。

ユニット4 - Sustainable solid waste management in Asian developing countries, in conjunction with SEAWE Symposium

◎キーワード: Solid waste management, Bangkok, suburban area, water environment, Asian developing countries
◎実施時期: 2009年10月
◎実施場所: ノンタブリ、タイ
◎共鳴拠点: アジア工科大学院(AIT)、カセサート大学
◎実施概要: 急速に人口が増加するアジア諸国において、固形廃棄物管理は、社会的・衛生的問題をもはらむ重要な課題である。本ユニットではバンコク近郊のノンタブリ県を訪問し、廃棄物処理業務の改善、浸出水が水環境に与える影響、健康・安全など、固形廃棄物管理にかかわる諸課題に取り組む。学生は、演習の最後に「東南アジア水環境シンポジウム」に設けるワークショップで演習の成果について報告する。

ユニット5 - Incubation of Leaders on Environmental Sustainability and Management in Asia 1

◎キーワード: Environmental sustainability and Management in China
◎実施時期: 2010年2月(予定)
◎実施場所: 香港、深川および広州、中国
◎共鳴拠点: 香港工科大学(HKUST)、ハルピン工科大学深川校、広州大学
◎実施概要: 本ユニットは、珠江口周辺にみられる問題等の越境問題を取り扱うものであり、以下のような内容を予定している。
1) 東大および HKUST教員による講義
2) 東大およびHKUST学生のプレゼンテーション
3) グループ・ディスカッション
4) 香港側にて、埋立地、水処理プラント等のフィールド見学
5) 広州側にて、珠江口に関連する水処理および排水処理プラント見学
6) 中国本土と香港の間での越境問題に関する討議

ユニット6 - Transboundary Issues in Chiang Rai, Thailand

◎キーワード: transboundary issues, haze, forest/water management, minorities, resettlement, rural development
◎実施時期: 2010年2月-3月
◎実施場所: チェンライ、タイ
◎共鳴拠点: メーファールアン大学 天然資源・環境マネジメントセンター(NREM)
◎実施概要: ラオス、ミャンマーと国境を接するタイ北部は、多くの越境環境問題を抱える地域である。国境地域の森林火災と煙害、メコン川支流流域のコミュニティを主体とする流域管理と持続可能な農村開発、「ゴールデントライアングル」の観光開発による資源問題、拡大する中国経済圏の影響、タイ政府の低地定住化・同化政策が山岳少数民族の伝統的生活や生活環境に与える影響等、枚挙にいとまがない。本ユニットはNREMの他、国際機関等との連携によって、地理的な越境のみならず、学問と実務の越境をも試みる。